弱酸性カラー剤だからアルカリカラーに比べダメージレス。またブリーチ作用がほどんどなく色味だけをのせる感覚なので、時間が経つと感じる黄色っぽく脱色されてしまい色が明るくなることが少ないのも特徴。髪と同じアミノ酸を多く含み、タンパク質の流出抑制成分や保湿効果、収れん作用の高い髪に必要な成分がたっぷり。そのケア成分が髪の内側と外側から髪を保護し、カラーするほどサラサラ・ツヤツヤの美髪になります。
【カラーのメカニズム】
ダメージがあるとキューティクルや毛髪内部のメデュラが空洞化し、光が散乱してツヤや色の鮮明さが失われます。対して健康な髪は表面反射と背面反射が起こり、ツヤと色の深みが感じられます。弱酸性カラーを使うと健康な髪へと導かれるためツヤ感がアップします。
【毛髪の断面図】
『膨潤』とは、ゼラチンが水分を含んで膨らむように毛髪が膨らむこと。カラーをすると髪が膨潤し、キューティクルが開いて必要な成分が流出してしまいダメージを受けます。弱酸性カラーは膨潤率が低いため、ダメージを抑えることが可能になります。
Digital Perm|弱酸性デジタルパーマ
毛髪ダメージをほとんど与えない、
進化系・弱酸性デジタルパーマはアレンジ自在
加温式パーマシステム“弱酸性デジパー”が新たな機能を備えてパワーアップ。
カールを自在に変えられながらも柔らかな質感は注目
従来のパーマは乾くとカールがのびるのでスタイリングが大変。デジタルパーマは逆で、乾くとカールが浮き出るのでスタイリングが簡単になります。乾かすだけでもOK。しかも形状記憶されたカールは従来より落ちにくくなり長持ちです。また、弱酸性デジタルパーマはタンパク質が高分子に膨らみ髪内部にしっかりと密着。傷んだ髪の穴を確実に埋めて、なめらかな手触りに仕上げます。さらに、パーマなのにアイロンで巻いたような大きいカールを表現することが可能になり、質感はアイロンの巻き髪よりもふわりと軽く、空気を含んだような柔らかいタッチに仕上がります。
なぜダメージを少なく抑えられるのか?従来のパーマ剤は、アルカリ剤で髪を膨潤させてから還元剤を浸透させ、カールを形成していました。このアルカリ剤による膨潤がタンパク質の流出をまねき、ダメージの原因となります。弱酸性デジタルパーマでは、髪を膨潤させる事無く還元剤を浸透させ、カールを形成することを可能にしたのです。
ダメージの違い:従来品パーマの場合毛髪にキューティクルの浮きやゆがみが見受けられるのに対し、弱酸性デジタルパーマでは未処理毛とほとんど変わりありません。また、従来では難しかったハイダメージ部に対しても、健康部と差のない綺麗なカールをつくることができるようになりました。
いくらクセがのびてもパキンと硬いストレートじゃ意味がない。髪をプレスしないで変形したクセ毛を正常な丸い形に整えるので、ごく自然な柔らかいニュアンスが楽しめます。また、ほとんどがトリートメントベースなので“ストパー”といってもダメージは最小限にとどめられます。天然タンパク質の効果でかえって傷んだ髪が元気になり、手触りもしっとりスベスベに。タンパク変成の原因となるアルカリが入っていないので、髪の内部を固めないストレートヘアが可能になりスタイルチェンジも自由自在。巻くのはもちろんパーマもかけられます。
【従来のストレートパーマ】
アルカリ成分でキューティクルを開かせ“ストパー”の薬剤(チオグリコール酸)の作用で髪内部のシスチン結合を切断。その後アイロンでプレスしてのばすので矯正効果が高いぶん髪への負担が大きい
【弱酸性ストレートパーマ】
熱を加えながらタンパク質&水分補給。髪をうるおわせて膨らませる膨潤作用で、プレスせずクセ毛の変形を丸く修正。弱酸性でキューティクルの開きを抑え、シスチン結合の切断量も軽減されるので髪への負担が少ない
ストレートカールはストレートパーマの薬剤を使うので、もちろんクセ毛の悩みにも最適。ただクセをまっすぐのばすだけではなくストレート&カールという今まで叶わなかったリクエストがついに実現できるようになりました。以前から『ストレート×カール』をうたうメニューは存在しましたが今までは毛先にウェーブパーマ剤を使っていたので、カールはついても毛先の質感は縮れたままで美しくはありませんでした。弱酸性ストレートカールでクセ毛コンプレックスから解放されます。
《例えばボブのボリュームダウン》
根元はトリートメントとストパーの薬剤1:1で塗布しふくらみをセーブ。
毛先は保湿重視のトリートメントで柔らかさを与える
“柔らかさを残しつつクセ毛のボリュームを調節し、きゅっと締まった小顔ボブに”
ショートボブはいかに頭の丸みをキレイに見せるかがカギをにぎる、シルエット勝負のヘアスタイル。それがクセ毛&多毛で広がってしまうと、とたんに野暮ったくなるので、ストレートパーマを活用してボリュームをほどよくダウンさせるテクニックを使います。“弱酸性ストパー”なら髪がまっすぐになりすぎず柔らかなふんわり感を残した仕上がりが実現でき、頭の形をひとまわり小さくみせることでより自然な8頭身バランスに近づけることができます。メリハリのある立体シルエットに変われば、小顔効果もあわせた思わず見とれるほどの横顔美人も夢ではありません。
《例えばスッキリとしたロングスタイル》
膨らみやすいハチ部分と顔まわりだけに“ストパー”を。
直線的にならないストレートパーマだから部分的にかけても自然になじみ安心
“部分ストパーで小顔ロングを実現”
ゆるいうねりの出るクセ毛なら、毛先はそのカールを生かすべき。ただ問題点は、根元が浮きやすくてサイドがふくらむことで頭が大きく見えてしまうことです。こんな悩みには“部分ストパー”を選び、ボリュームのいらないところにだけかけてシルエット調整を行うことで、顔まわりとハチ下をストレートパーマでのばし毛先はトリートメントで弾力を与えてカール感を引き出します。部分的なストレートパーマで顔まわりをすっきり見せるだけで“やせたみたい”な小顔ロングが実現できます。
Mist Treatment|ミストトリートメント
傷んだ部分はダメージから守り、傷んでいない部分はさらに美しく
浸透力の高いナノアクアを使った毛髪水分補給でカラーやパーマ施術時の毛髪ダメージを和らげながら、さらに美しい仕上がりに効果的
ナノアクアスチーマーは水蒸気をさらに加圧・加熱することで約0.26ナノメートルという、とても小さな水分子を発射します。この分子サイズは例えばヤカンなどでお湯を沸かしてでる湯気の10万分の1程度のサイズです。この水分子を『モルビドスチーム』といいます。この語源はイタリア語で、モルビドとは柔らかいとかフカフカ・フワフワという意味です。
【ナノアクアスチーマーの仕組み】
“髪のキューティクルをダメージなくやさしく開く”
通常のパーマやカラーでは、薬剤の力で髪のキューティクルを開き薬を毛髪内部に浸透させているので、髪にかかる負担もかなり大きくなります。ミストトリートメントを使うとモルビドスチーム(水分子)が毛髪内部に浸透し毛髪を埋めることで無理なく自然に毛髪を膨張させ、やさしくキューティクルを開き薬を浸透させるので、薬剤によるダメージを大幅に軽減してくれます。
“薬剤の化学反応を促進させてカラーやパーマの仕上がりをより美しく”
毛髪内部に入り込んだモルビドスチーム(水分子)はそれ自体が熱エネルギーを持っているので、薬剤を活性化させ化学反応を促進します。それにより施術時間も短縮されます。一般に“水パーマ”や“水カラー”と呼ばれているものも、ミストトリートメントを使用したパーマやカラーの事です。水の力を利用する事で仕上がりが驚く柔らかく、パーマではしっかりとしたカールやウェーブが表現でき、カラーではツヤや色持ちがアップします。
“毛髪内部の隅々までしっかり水分を補給”
超微粒子であるモルビドスチームは、傷んでいる毛髪にも隅々まで入り込み水分を行き渡らせます。薬剤を浸透させる前にしっかりと水分を補給しておくことで、傷んだ部分を守り、かつ、傷んでいない部分には余分なダメージを与える事無く美しい毛髪を保つ事が出来るのです。
《ヘッドスパで得られる要素》
1.循環器不流の改善
2.ストレスの改善
3.重力によるたるみの改善
循環器不流:● 頭皮マッサージにより血流やリンパの流れを潤滑にします。血流が良くなると毛髪に酸素や栄養素の供給がされやすくなり、毛髪が健康な状態に保たれます。
● リンパの流れを良くするためにマッサージは効果的な方法であり、リンパの流れが良くなると身体にたまった老廃物が体外へ排出されやすくなります。その結果むくみ等が解消され、疲労回復や免疫機能の向上につながります。
ストレス:ストレスにより乱れている自立神経を正常化させます。自律神経には『交感神経』と『副交感神経』があり、『交感神経』が優位だと不安や怒りなどの緊張状態が続き、『副交感神経』が優位だと睡眠時や食事で体がゆっくりとリラックスした状態になります。ヘッドスパによりこの2つの神経バランスを整えていきます。
重力:頭にある筋肉は顔の表面筋肉を引き上げる役割があります。頭の筋肉が固くなってしまうと顔の表面筋肉を支えられなくなるために、顔のたるみへとつながる可能性があります。ヘッドスパにより頭にある筋肉をほぐしやわらかくする事で、顔のたるみやむくみが解消されフェイスラインのリフトアップや小顔効果にもつながります。